ダラスで投資家デビュー 〜前編〜

はじめに


投資をするのか、しないのか?もしくは、始めるのか、始めないのか?の決断は投資をしたことがない人にとってはとてもハードルが高いことのように捉えられるようです。私自身、証券会社に口座を開設して投資を始めたのは修士課程1年の時なので、およそ15年ぐらい前で、当時は三菱自動車が大コケしていたり、世の中はLiveDoorでわいわいしている時でした。この時、三菱自動車に関しては、儲けを出して、LiveDoorに関しては紙切れにしてしまいました。

その後色々と関連書籍を中心に勉強をして、会社勤めをしながら基本的に色々なことを放っておきたい私が確実に利益を上げられる方法として、ドルコスト平均法、配当再投資、ETFを利用したIndex投資を実践するに至りました。アメリカ赴任に当たって証券口座にあった株式はほとんど処分してしまったので、会社の持株会以外の資産はほぼ0になってしまいましたが、持株は確実にドルコスト平均法、配当再投資を実践して今では1ヶ月分の家賃を配当でまかなえるぐらいまで成長しました。アメリカ赴任中も引き続き持株への投資は続けるのですが、ここでは外国人がアメリカで証券口座を開設し、投資家デビュー、資産構築するまでの流れをリアルタイムで記録していこうと思います。

また、これとは別に、自分が兼業投資家として細々とやってくる中で思う事として、投資と無縁な生活をしている人は本当にいるのか?という疑問があります。つまり、投資をしていることを認識していない人の方が本当に投資をしていない人よりもはるかに多いのではないかということです。これに関してはここで書き出すとはじめにが終わらなくなっちゃうので、別の機会に書こうと思います。

証券会社の選択


さて、投資活動をするには証券口座を開かなければなりませんが、アメリカには無数に証券会社があるので、証券会社の選択肢には困りません。でも、ありすぎて選択には困ります。私は長期投資を志向している&いつかは日本に帰国するので、以下を基準に証券会社を選択しました。

  1. 帰国後もOnlineで取引が出来る
  2. 取引手数料が極限まで安い
  3. 口座管理手数料も極限まで安い
  4. 配当再投資の設定ができる
  5. ETFが買える

これを比較した表が以下の一覧です。

Broker Name
Feature Fidelity TD Ameritrade Charles Schwab E*TRADE Interactive Broker Merrill Edge Trade Station Ally Invest Firstrade
Cost Stock Trade (flat) $4.95 $6.95 $4.95 $6.95 n/a $6.95 $5.00 $4.95 $0.00
Stock Trade (per share) n/a n/a n/a n/a $0.005 n/a $0.01 n/a n/a
Mutual Fund Trade $49.95 $49.99 $76.00 $19.99 $14.95 $19.95 $14.95 $9.95 $0.00
Minimum deposit($/Account) $0.00 $0.00 $1,000.00 $500.00 $0.00 $0.00 $500.00 $0.00 $0.00
Domestic wire fee $0.00 $25.00 $25.00 $25.00 $10.00 $24.95 $25.00 $30.00 $30.00
International wire fee $0.00 $25.00 $25.00 $25.00 $10.00 $24.95 $35.00 n/a $50.00
No Inactivity Fee yes yes yes yes no yes no yes yes
Stock Commission free ETF 265 296 244 270 45 0 0 100 703
No Load Mutual Fund 8196 8049 5509 5995 8770 1350 1008 5574 6896
Method DRIP yes yes yes yes yes yes yes yes yes
FPLP no no no no no no no no no
Others Bargain 300 free trades for 2yrs Free trade for 90days 500 commission-free online trades at Schwab Trade Free for 60 Days & Get Up to $600 New clients that open an account today receive a special margin rate. invest in a new account and get up to $600 n/a Up to $3,500 cash bonus + commission free trades for new accounts. n/a

各項目に関して、他の証券会社よりも優れている部分に関してセルを色付けしてみました。色々と各社の特徴があらわれるところで、評価が高いのはFidelityとFirstradeという結論になりました。

FidelityとFirstradeで圧倒的に違うのは、国内外の口座との資金のやり取りを無料にするのか、それとも日々の取引の手数料を無料にするのか?という点です。自分の投資スタンスを振り返ると、基本的に証券口座への入金はするものの、証券口座からの出金はほとんどしない。長期投資なので必然的にそうなります。一方で、一気にポートフォリオを完成させるほどのキャッシュもなく、少額を地道にコツコツと買い続けることになるので、毎月一定の取引が発生することになります。これに対して、1取引あたり$4.95かかってしまうと1銘柄あたり年間で$60ほどの手数料がかかるようになりますので、なんとなく手数料負けする気しかしなくなります。

よって、Wire feeは少し高めなものの、メインの証券口座はFirstradeにすることにしました。もし、このブログを見てFirstradeで口座を開設したくなった方がいらっしゃいましたらご連絡ください。知り合いを紹介すると、紹介者に$50、被紹介者にはNew Account Special Offerがあるそうです。

長くなってきたので、そろそろ終わりにしようと思います。一回で書き終わるつもりだったんですが、なかなか終わらないものです。次回は、具体的な口座開設の手続きから株式の買い付けまで振り返ろうと思います。

 

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